水子供養のお話

今回は水子供養について書いてみたいと思います。日々お客様のご相談を聞いていて誤った水子供養の知識で苦しんでいる女性がとても多いのと水子による霊障で苦しんでいる人が多いのでデリケートなテーマですが霊能者として解説してみたいと思います。

厚生労働省の平成29年度の統計によると出生した子供の数は94万1000人で人工中絶された件数は16万4621件です。この他にも死産などの件数を含めると年間約20万件ほどあると推定されます。つまり産まれて来る子供の数の倍ぐらい水子の霊が発生していることになります。

水子供養について解説する前に子供が地上で産まれるシステムを解説します。母親になる女性がまだ霊界にいる頃に次の転生が神様のオーディションで決まります。それが決まると地上に産まれたい別の魂がその女性の子供になって産まれて来る予約をします。この予約の条件は過去世での因縁とかカルマの刈り取りみたいなものが無ければ過去世か霊界で親しい魂がお願いして子供になる予約します。こうして母親となる女性が地上に産まれ成長し妊娠した時に霊界から胎児に予約した魂が宿り産まれて来るのです。

妊娠して胎児に魂が宿るタイミングがあり約3ヶ月の頃です。この時期に何らかの不具合で胎児に魂が宿れないと胎児は発育しなくなり死産となります。水子供養のポイントもこの妊娠後3ヶ月経ったかどうかがポイントになります。もし妊娠後3ヶ月以内で死産か人工中絶をされた場合は厳密な水子供養は必要ありません。なぜならば産まれる予定の子供の魂はまだ霊界にいて傷ついておらず次に産まれるチャンスを伺っているからです。同じ母親がもう一度妊娠して子供を産みそうなら時期を待ちますが無理そうなら別の予約している女性の方に産まれます。つまり妊娠3ヶ月以内の人工中絶は内臓を手術して取り出したのと同じなのです。もちろん母親になるはずだった女性が心情的に水子供養したいときは毎日コップに水を入れて捧げて「今回は産めなかったけど無事に生まれ変わってね」と祈ってあげてください。

次に妊娠3ヶ月を過ぎてから無理に人工中絶するケースを解説します。この時期になると医学的にも母体に危険が及ぶ恐れがあり危険な手術になりますがスピリチュアル的にもまさに人を殺す行為になります。病や事故による死産の場合は魂も納得であり霊界から子供の供養を担当している地蔵菩薩様の導きですぐに霊界に戻れます。しかし人口中絶の場合は子供になるはずの魂は肉体に執着が出てしまい手術の苦痛も加わり成仏が難しくなります。この場合はお寺で水子供養のお地蔵様を建てて成仏するまで供養が必要です。私が見てきたケースでは3年ほど丁寧に供養すれば子供の魂は霊界に帰ります。その魂は死んだ苦しみで傷ついているのでさらに生まれ変わるには100年ほど必要です。

水子による霊障についても解説します。もし3ヶ月過ぎてから人口中絶して供養をしないとその水子の霊は地縛霊となって母親または父親の家に居座ります。引っ越しすれば一緒に付いて来ます。もし次に子供が産まれるとその子供に憑依します。子供が産まれない時は母親と父親の家を交互に行き来して災いを起こします。世の中には女性や子供をモノのように扱う男性もいるので霊視したら20体ほど水子の霊が憑りついていたケースもありました。水子の霊障は子供に憑りつけば原因不明の難病やアトピー性皮膚炎になるし大人だと治療が効かない手強い水虫やヘルペスなどの皮膚病に見舞われます。人が死ぬほどの祟りはありませんが慢性的な病に苦しみます。もし思い当たる方は一刻も早く水子供養をしましょう。ご近所のお寺で水子供養をしているところがあれば必ず地蔵菩薩の導きがありますので遠方で供養する必要はありません。金額も高額なお寺に頼む必要もありません。小さくていいのでお地蔵様の像を奉納しとにかく根気強く成仏を祈れば霊障も解決します。一人でも多く皆様が正しい水子供養の知識を身に着けて幸せに過ごすことをお祈りしています。

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